紙面連動特集
アルファ米って何?

船橋市内の各避難所に備蓄されている「アルファ米」(または「アルファ化米」)とはいったいどんなものなのか、アルファ米の個人向けの製品を使用しながら説明します。

そもそも「アルファ」って…

お米はそのままでは固くて食べられません。ご飯として炊くことで、ふっくらもちもちした状態になって食べられるようになります。この「ふっくらもちもち」になるのは、お米の中の「デンプン質」の状態が変化するからです。

専門用語で、ふっくらしたデンプン質の状態を「アルファ状態」、逆に白米のような固いデンプン質の状態を「ベータ状態」といいます。

アルファ米ってどんなもの?

「アルファ米」(またはアルファ化米)とは、お米をいったん炊いてご飯の状態にしたあと、乾燥させて保存可能にした食品のことです。ご飯特有のもちもち感のあるデンプン質(糊の状態)を維持しながら乾燥させる技術が特徴で、お湯や水を加えるだけでご飯の状態に戻り、食べることができます。次の2つの写真のうち、の写真が白米、の写真がアルファ米です。アルファ米は、ご飯をそのまま乾燥させたような見た目です。
白米
アルファ米

家庭向けアルファ米「山菜おこわ」のできるまで

アルファ米の製品には、数十人分を一度に作る避難所向けのものと、1食分ずつ梱包された家庭向けのものがあります。ここでは家庭向けのアルファ米「山菜おこわ」を作ります。

袋の中身はメーカーによって異なりますが、アルファ米、具材の他、調味粉末やスプーンが入っています。

中身を取り出し、調味粉末を加えて、お湯または水を注ぎます。袋には「注水線」が示されてあり、注水線のところまで注ぎます。その後、かき混ぜます。特に、調味粉末を使うものは、袋の底に味の濃い部分が沈殿しないよう、よくかき混ぜると良いです。

お湯の場合は15分、水の場合は60分(長い!!)待つとできあがりです。袋を開けて、よくかき混ぜて食べます。

袋のままスプーンで食べても良いのですが、試しにお茶碗に盛ってみました。山盛り一杯分で、なかなか食べ応えがあります。

味のほうは…?

お湯で作ったならではのホカホカの山菜ごはんができました。味も非常食とは思えないほどです。ただ、作った際は、注水後によくかき混ぜなかったためか、味に少しムラが出来てしまいました…。

「防災だより オンライン」では、この他、避難所向けの製品を実際に作るところを動画でレポートしています。ご覧になりたい方は以下のリンクをクリックしてください。

【動画】災害救助用アルファ米
「山菜おこわ」の作り方